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教育長あいさつ平成28年3月号

教育長あいさつ

中学生の活躍を通じて

  いよいよ3月が始まりました。学校をはじめ他の職種においても「総まとめ」の月となります。本市学校教育においても「総まとめ」にふさわしい子供たちの姿がありました。それは2月に行われた「中学生駅伝」と「生徒会サミット」の二つの事業で見られた中学生諸君の活躍です。
   2月7日(日曜日) 味の素スタジアムにて第7回東京都中学生駅伝が行われました。私は壮行会の折「頑張ることは折り返すこと」の話を彼らに贈りました。「100mを全力で泳ぐ。あと5m、3m…、プールサイドの激励を受けやっとの想いで100mの壁をタッチする。そこで歯を食いしばってターンをし、壁をもうひと蹴りする…。頑張るとはこういうことだ。30本シュート練習をしようと決めたら31本やる。練習問題を10問解こうと決めたら11問解く。この積み重ねが『頑張る力』を育てていく」という話です。
   42名の選手諸君は本当に全力を尽くしました。まさに自らの限界に挑戦する頑張りをみせてくれました。メンバーにスーパースターはいませんでしたが、一人一人とチームの力で総合28位という輝かしい成績を収めることができ、特に男子の成績は過去最高の順位でした。
  本市の中学2年生は600名程度です。参加50区市町の中でも規模が小さい自治体の一つであって、何千もの中学2年生を抱える大規模自治体とは選手層が違います。中には全員陸上部の選手をそろえた自治体もあったほどです。本市より2倍以上の規模を持つ多くの自治体を凌駕することができたのは、紛れもなく彼らのがんばりであり、チームワークであり、教師の指導の成果であると確信しています。
  彼らの努力は「順位」だけに表れていません。本市昨年度の総合タイムは4時間32分。今年度は4時間29分。3分間も短縮したのです。このような「過去の自分」と比較することを教育の世界では「個人内評価」と呼びますが、この点からも本市の子供たちが力をつけつつあることが証明されています(ちなみに今回総合第一位の足立区は前回大会から4分間の短縮でした)。
  今回の結果で得ることができた「努力を積み重ねていけば必ず成果を出すことができる」「小さな自治体という不利な条件があってもやればできる」という自信は、生徒諸君にとっても先生方にとっても、これからの飛躍の原動力となることは間違いありません。大会終了後の選手諸君、そして指導にあたった先生方の笑顔はこのことを確信させるものでした。ベンチコートをはじめ、市民の皆さんの応援もたくさんいただきました。改めて感謝申し上げます。
   そして2月20日(土曜日)。アミューホールで実施された「命の教育フォーラム」において、市内5校の中学校生徒会長と役員生徒たちによる「中学生サミット」が開かれました。テーマは「いじめ」です。100名を超える教育関係者、市民の方々が彼らのディスカッションを見守り、彼らの主張に共感し、彼らの言動を褒め、認めていただきました。当日まで直接指導にあたった指導課長が「素晴らしい生徒たちだ。どこの自治体と比較しても遜色ない」と評価していましたが、彼らの真剣なそして熱意ある議論を聞いて私もまったくの同じ思いを持ちました。
   いじめの解決は学校にとって大変大きな課題です。各学校とも「命の教育」や「あいさつプラス一言運動」「誰でも相談活動」等、様々な取組を進めた結果、発生件数は減少傾向にありますが、撲滅にまでは至っていません。インターネットやSNSによる私たち大人が見えにくいいじめの実態もあります。いじめという卑劣な行為を撲滅するには、生徒諸君の力もどうしても必要なのです。
   フォーラムの最後に彼らの手による「いじめ撲滅宣言」が採択されました。以下力強くも熱き志あふれた本文を紹介します。きっと各校とも、そしてどの中学生諸君もこの宣言を実際の行動に移してくれることでしょう。

 

清瀬市立中学校 いじめ撲滅宣言

 私たちは充実した学校生活を送る権利をもっています。いじめはその権利を奪うものです。いじめはそれをした人も、された人も、見ている人も、皆が傷つく悲しい行為です。

 人間は本来、優しく人を思いやり、互いを認め合うことができるものです。私たちはその優しさを表し、いじめに立ち向かう勇気を持つべきです。そして、一人一人が輝ける学校を作るために、全ての生徒が協力して、全ての学校からいじめをなくしていくために、私たちはここに宣言します。

一 私たちはどんな理由があってもいじめは絶対にしません。

一 いじめを見たら、自分たちにできる最善の行動を考え、全力を尽くします。

一 思いやりと笑顔にあふれる学校にします。

 

  ときどき、「清瀬だから仕方がない…」という声を聞くことがあります。この言葉を聞くたびにいいようもない寂しさを感じてきましたが、二つの事業での中学生諸君の姿はこの言葉を覆すものでした。平成27年度も清瀬の子供たちはまた一歩階段を上がることができました。「清瀬の子供だから仕方がない…」から「清瀬の子供だからこんなこともやってのけることができた!」と言葉をかけていただける日も近いと確信しています。
   卒業まであとわずかです。当日も総まとめとして「清瀬の学校で学んだ誇りと感謝」が体育館一杯にあふれる一日となってくれるはずです。ご期待ください。

教育長 坂田 篤

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