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教育長あいさつ平成27年10月号

教育長あいさつ

 

 

「運動会は子供の心も頭も育てる」

   去る10月3日(土曜日)、すがすがしい青空のもと、市内小学校9校の運動会が行われました。私は9校すべてに伺い子供たちの様子を参観しました。いずれの学校でも、運動が得意、不得意の別なく、子供たちが全力で自らの競技に取り組んでいて感動すら覚えました。
  最初に訪問した第三小学校では、ちょうど赤白の応援合戦の場面でした。よく通る声は腹式呼吸によって腹の底から出されているからです。応援団を務めた子供たちの思いが言葉に乗って飛んでくるようでした。この声の出し方を音楽の授業で生かすことで、一層素敵な合唱ができあがるはずです。
  次に訪問したのは第七小学校。徒競走に力一杯取り組む子供たちに会えました。七小の全教職員で養生してくださった芝生は、子供たちの「けがへの恐怖」を軽くしてくれたはずです。このことをきっかけにして、「芝生の力」が体だけではなく、心にも頭にも良い影響があることを学ぶことができれば、子供たちにとって素晴らしい環境教育となるはずです。
  三校目は第六小学校の騎馬戦です。最後の大将戦では、子供たち自身が赤は「攻撃型」、白は「防御型」の作戦を立てて臨んだようです。白熱した戦いでしたが、では「桶狭間の戦いでは織田信長はどう戦ったのかな?」「川中島の合戦では武田信玄はどんな戦法をとったんだろう?」と興味がわけば、これぞ社会科の勉強につながります。
  四校目の芝山小学校でも騎馬戦を参観しました。時としてにらみ合いの場面も見られましたが、人数が少ない中でも熱戦が交わされ、騎馬役の子供と騎士役の子供とが呼吸を合わせ、緑の芝生の上を縦横無尽に走り回っていました。勝敗の喜びや悔しさとともに、協力して課題を解決する尊さも学んでくれたのではないでしょうか。
  五校目は第四小学校です。縄跳びをベースにした表現活動には心から感心しました。個々の子供が自分の技能に合わせて、二重跳びや八の字飛びを披露してくれました。驚いたことに二本の縄を使った「ダブルダッジ」まで挑戦した子供も…。他にも観客が想像もしなかったような新しい飛び方も見せてくれました。一本の「縄」が子供たちの創造力の芽を育ててくれたことは間違いありません。
  清瀬小学校の応援合戦はどうしても観たい演目でした。なぜなら私は毎朝、応援団の子供が一生懸命練習している姿を横目で見ながら登庁していたからです。本番でも練習のとき以上に声が出、また背筋が伸び、堂々と演技でき、終了後には客席から大きな拍手が沸き起こりました。彼らの満足そうな表情から、「努力は決して嘘をつかない」ことをきっと学んでくれたであろうと確信しました。
  残り三校は午後の訪問となりました。まず第八小学校。クライマックスの組体操でした。先日、大阪の中学校で十段ピラミッドが崩れ生徒がけがを負うという事故が発生しましたが、本校では校長先生を始め全教職員で補助にあたってくれました。演技が成功裏に終わった後、代表児童の「友だちの支えがあったから困難を乗り越えられた」「汚れた体育着を洗濯してくれた家族に感謝したい」というコメントは感動しました。立派な道徳の勉強をしてくれたのです。
   急いで清明小に向かいました。天候の関係で校庭の芝生が根付かず実施が危ぶまれましたが、緑の芝の上で裸足になり、のびのびと組体操に取り組む子供たちに会うことができました。足の裏で直接大地を踏みしめる感覚を通して、環境が人に与える影響を身をもって感じ、考えてくれたはずです。
  最後の第十小学校。何とか閉会式に間に合いました。校長先生の心からの激励の言葉、そして代表児童の全力を出し切ったというすがすがしいメッセージを聞いて、行事が成功裏に終わったことを実感しました。「終わり良ければすべてよし」。最後までしっかりと責任を果たす大切さを学べたのではないでしょうか。
  運動会は学校の教育活動において「特別活動」の位置付けになります。この「特別活動」には

1 集団の中で「成すことによって学ぶ」ことで、自主的で実践的な態度を身に付けることができる

2 教師と子供、そして子供同士の人間的なふれあいを深めることができる

3 子供の個性や能力を伸ばしたり、協力の精神などを育てたりすることができる

4 国語や社会科等の各教科、道徳や総合的な学習の時間等の学習に対して興味・関心を高めることができる。また各教科等で育まれた力を総合的に発揮できる。

5 道徳で学んだ思いやりや協力する心等、また教科等で身に付けた知識や健康・体力等、知・徳・体バランスとれた豊かな人間性を育むことができる。

   の五つの教育的な効果が期待できます。9校の子供たちは運動会を通して体力や技術の向上だけではなく、頭も心も成長させることができたことは間違いありません。その一つの証拠を紹介して終わります。上記八小の子供のメッセージです。お読みください。

演技前

○ぼくたち5.6年生は~笑顔で夢に向かって~をテーマに組体操に取り組んできました。練習中、何度も失敗を繰り返し、痛くて辛いこともたくさんありました。

○でも、いつも隣で、同じ気持ちで頑張っている友達の笑顔を見ると「やればできる」という思いがさらに強くなりました。ぼくたちの頑張る姿を応援してください。

~演技~

演技後

○はじめは自分のことしか考えられませんでした。でも、見えないところで、歯を食いしばって全力支えてくれている友達がいること、そしてみんながいるからできるんだ、ということを学びました。

○昨年の6年生も行った全員ピラミッド。「今年は自分たちの番だ!!」と楽しみにしていましたが、実際にやってみると、想像以上に難しくとても大変でした。

○美味しいご飯や優しい笑顔で励ましてくれた、お父さん、お母さんの支えがあって、最後まで頑張ることができました。

○たくさん練習をして、汗だくになった体育着をきれいに洗濯してくれましたね。感謝しています。

○ぼくたち6年生は、あと半年でこの清瀬第八小学校を卒業します。

○これからも、組体操を通して学んだことを生かして、いつでも笑顔でたくさんのことにチャレンジしていきます。これからも応援よろしくお願いします。

○それでは最後に~!!いつでも~!!(全員で)スマイル!!

 

教育長 坂田 篤

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