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教育長あいさつ平成29年7月号


教育長あいさつ

   

 

親子が笑顔になれる小さなエピソードを

 

 

 

 「歓声も 陽炎ごとく 揺らぐ夏」(酔花幻)

 

 甲子園出場をかけた地区予選が始まりました。スタンドの歓声までもが、あたかも陽炎のごとく揺らいで聞こえるような灼熱の太陽の下で熱戦が繰り広げられています。全力でボールを追う球児たちの姿から、また感動をもらえる夏がやってきました。

 

 さてある新聞に「学校の夏休み2週間短縮して」という主婦からの投書が載っていました。

 

○子供の学校が夏休みになると、期間が長くて親子でイライラが募ります。最大の問題は自由研究、工作、ドリルの答え合わせなどの「宿題」。

○私の小中学校の時代は全部自分でやるのが当たり前だった宿題が、今では親の手助けなしには完成できないものが多くなっています。

○小学校5年の娘は一学期、学校でバケツ稲を育てました。夏休みにその稲を持ち帰りましたが、娘は育て方が分からないので、実家が農家の私が経験とインターネット情報を頼りに世話しています。

○また昔は外で遊ぶのが当たり前でしたが、最近は一日中エアコンの効いた部屋に閉じこもり、手持無沙汰にしています。家でゲームをする娘を見ていると、怒りを通り越して気の毒にさえ思えます。

○一層のこと、夏休みを2週間短縮し、宿題を一切なしにすれば、親は負担が軽減、子供は解放感いっぱいの充実した休暇になるのではないでしょうか。親子でストレスをためるだけの夏休みなら、これほど無意味なものはないと思います。

 

  後日、この投書に対して次のような意見が掲載されていました。同じく主婦による「夏休みは一か月あってもよい」というものです。

 

○息子が小学生になって初めての夏休み。

○宿題もさせて、お手伝いもやらせて、毎日お昼ご飯をつくらなくちゃ…、と正直気が重かった。でもプールから「おなかすいた」と帰ってくる息子に食べさせ、おいしそうに食べる姿を眺めるのは日に日に楽しい習慣に。

○お手伝いも早々に飽きてしまい、買い物も掃除も大変でしたが、楽しそうに並んで歩く兄妹の姿を見ていると私も「のんびりペース」でいいのかなと思えるようになってきました。

○田舎に行ったり妹と遊んだり、毎日はあっという間。一カ月少しの時間をじっくり一緒に過ごせて私は幸せでした。やはり夏休みはこれぐらいあってよいと思います。

 いかがでしょう。どちらの意見も「そうだよな…」「わかる!わかる!」と納得できませんか? だからこそ私がこの場で「どちらの意見が正しい!」等のジャッジをするつもりはありません。そして「主婦」を経験していない私が、「こうあるべき」とコメントしても、単なる「評論家的な意見」になってしまいますので意味がありません。「勝手なことを言うな!」と一蹴されてしまうのがオチです。 

 夏休みは子供たちを学校から家庭に返す時。だからこの40日間の過ごし方を創り上げるのは家庭の役割なのです。是非、それぞれのご家庭で話し合っていただきたいと思いますが、そのヒントを差し上げます。これも新聞に掲載されていた子供コンサルタント原坂一郎氏の「親子で笑顔になれる小さなエピソードを」というコメントです。

 

○子育ての講演会で参加した親に、子供時代の夏休みの思い出を聞くと、「公園に行くたび父が肩車をしてくれた」「夕陽を見ながら母と手をつないでスーパーに行った」等些細な出来事が続きます。

○子供にとって大切なことは、どこに行ったか何をしたかではなく、そこに笑顔があったかどうかだと思います。「親子で笑顔になれる小さなエピソード」をたくさん作ってください。

 さて、あなたのご家庭ではどんな話し合いをして、どんな40日間を創りますか?
教育長 坂田 篤

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