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教育長あいさつ平成29年8月号


教育長あいさつ

   

 

 

「されど7分間」「されど3日間」「されど40日間」

 

 

 

 魂の 音響かせよ 夏の空(酔花幻)

 

  市内の中学校から吹奏楽のサウンドが聴こえてきます。いよいよ夏の吹奏楽コンクールが始まりました。本番のステージはたかが7分間(大編成の部は12分)。この「たかが7分」のために生徒たちはこれまで何十時間も練習してきました。他の友達と同じように夏休みを謳歌したかったかもしれません。3年生などは勉強が心配だったことでしょう。でも目標に向かって、「たかが7分」のために力の限り努力してきたのです。どこまで頑張れるのか、自らの可能性に挑戦してきたのです。もしかしたら目標とする賞まで届かないかもしれない。もしかしたら悔いも残るかもしれない。でも「たかが7分」のために必死になった経験は、これからも人生において大きな力になる。それが信じられたとき、はじめて「たかが7分」ではなく「されど7分」になるのです。

 吹奏楽部だけではありません。猛暑の中汗を流して練習している運動部員も同じ。「必ず本を10冊は読む」「興味があることを徹底して調べてみる」「普段はなかなかできない得意なことに熱中する」などの目標を決めて夏休みを送っている子供も同じ。子供たちにとって夏休み40日間はあっという間。人生80年、2万9千日と比較してもほんのわずかです。でも9月の新学期を迎えたときに「されど」と思うことができれば、成長の40日間を送ることができた証なのです。もしかしたら人生の方向性を決める出来事に出会うかもしれません。将来を見つめる「目」を手に入れることができるかもしれません。こんな「されど40日間」になればとっても素敵です。

 

  そんな可能性を8月1日から3日にかけて行われた「イングリッシュキャンプ」で感じることができました。この事業は今年度初めて教育委員会が実施したもの。小学校5年生から中学校2年生までの希望者30名が、清瀬市と連携協定を結んでいる長野県立科町で、英語漬けの三日間を送るプロジェクトです。学習や生活の中心になるのは各学校、各学年の子供たちが入り交ざった6人一組のグループ。外国人コーチがそれぞれのグループに付いて原則英語による活動が行われます。

 

  子供たちの様子を我が目で確認したいと思い、8月2日に視察に行ってきました。私が到着したのは、ちょうどグループで協力して作ったカレーライスを食べ終わったころ。子供たちに「Was the Curry and rice good taste?」と話しかけてみました。モジモジしている子供もいましたが、中には「Yes!」と大きな声で返事をした子供も。

  Delicious-Lunch の後は場所を地域センターに移して「ミニ世界一周の旅」の学習。各グループに6人のコーチが入れ代わり立ち代わり入って故郷のお国自慢を英語で説明します。私も子供たちとともに説明を聞きましたが、なかなか聞き取れない。それでも子供たちは身を乗り出して何とか理解しようと耳と目を集中させています。コーチが示した写真を指差して「What? What?」と質問する子供もいました。

 

  意味は分からなくても「なんとなくこんなことを言っているのかな…」と考えるだけでもよい。英語のリズムを体で感じることも大切。最初は単語だけのコミュニケーションであっても伝わる喜びを感じることも重要。「カタコトの英語でも外国の方と話ができた!」「少しだけでも会話ができた!」という感動は必ず次の学習につながります。文化の違うもの同士が言葉や心を通わすことができた喜びは、世界に目を向けるきっかけになってくれるはずです。また見知らぬもの同士であっても、一緒に生活したり学んだりすることで友達になれることも実感してくれたのではないでしょうか。学校の授業ではなかなか経験できない「生きた英語」による触れ合いは、まさに子供たちにとって「されど三日間」になってくれたと確信しています。 

 

  8月18日(金曜日)午後2時30分から、中清戸地域市民センターで子供たちの手による報告会が行われます。是非多くの方々にご来場いただき、子供たちの「されど」をたくさん褒めていただきたくお願いします。

イングリッシュキャンプ2017
教育長 坂田 篤

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