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教育長あいさつ平成30年2月号

 

教育長あいさつ

                     

中学生駅伝大会が与えてくれたこと

 

駆け抜けろ 残雪蹴散らし 若人よ(酔花幻)

  2月4日、冷たい風が吹き抜けるも太陽が顔をのぞかせる中、第9回中学生駅伝大会が味の素スタジアムで行われました。23区、26市、1町の中学2年生が健脚を競う大会。本市からも予選会を勝ち抜いた42人の生徒たちが参加しました。

  たくさんの保護者の方々、先生方、応援の生徒たち、そして地域の皆さんも駆けつけてくださいました。心から感謝いたします。

  健闘むなしく女子は50区市町村中49位。男子は31位。結果的にみると「惨敗」のように映るかもしれませんが、彼らは確かにベストを尽くしました。決して負け惜しみではなく、私はこれが最も尊いことだと思います。

  遡ること2月1日、壮行会が行われました。私は彼らに「走った距離は決して自分を裏切らない」「大丈夫 俺はまだ 走れる!」「勝てとは言わない ベストを尽くせ!」というメッセージを送りました。努力をすれば、ベストを尽くせば、結果がどうであろうと自分の中で必ず何かが成長するということを伝えたかったからです。

  人間誰もが結果がほしいし成功を望んで努力をします。しかし努力と結果や成功は必ずしもイコールではありません。それどころか世の中には努力をしても結果が伴わないことの方が多い。どんなにベストを尽くしても失敗することもたくさんあります。反省は大切です。しかし結果が悪かったことだけを嘆き、悲しみ、成功しなかったことを悔いたり、自分を責めたりするだけではいけません。

  その時、その時のベストを尽くし、成功しても失敗してもその結果を次に生かして「ベストのレベル」を上げていく…。この積み重ねで人は少しずつ成長していくのですから。

  こんな「成長しようとする子供たち」に対して賢人たちはいくつものエールを送っています。実験を何度も繰り返し、しかしなかなか結果が出ないエジソンに対して新聞記者が意地の悪い質問をしました。「エジソンさん、もう50回も失敗していますね」。それに対してエジソンはこう言いました。「私は失敗などしていない。こうやってはダメだということを50回学んだだけだ」と。

  「日本サッカー界の父」と呼ばれるデットマール・クラマー氏は、負け続ける日本チームの選手に対してこの言葉を常に繰り返していたといいます。「タイムアップの笛は、次の試合のキックオフの笛である」と。

  駅伝大会は勝負の時。勝負である限りは一位を目指すべき。頑張っている彼らに対しても一位をとらせてあげたいし、前回の記録を上回らせてあげたい。「見える結果」に導くことも我々大人の責任ですが、それ以上に「負けたからこそ学べること」や「勝ち負け以上に大切な学び」があることを子供たちにしっかり伝え、気づかせ、心に刻ませることも大切な教育です。

  この大会を通して、42名の生徒たちは「自分の中での小さな成長」を見つけ、「次の成長へのヒント」を手に入れてくれたはずです。「自分の限界」も知ることができたかもしれません。「私もこんなに頑張れるんだ…」と新たな自分を発見できた人もいたことでしょう。「応援してくれる人がいるからこそ自分は頑張れる」という関わりの大切さを実感した生徒や、友と力を合わせて困難を乗り越える尊さを学んだ生徒もいたことでしょう。これらはすべて駅伝が与えてくれた「学び」であり「成長」です。

  結果はどうであれ、これからも私は「清瀬の子供たちは私たちの誇りです! そして清瀬の子供たちは確かに成長しいています!」というメッセージを胸を張って発信し続けていきます。

教育長 坂田 篤


 

29東京駅伝1                    29東京駅伝2
                       
【写真】
左 開会式の様子
右 ベストを尽くした選手


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