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1年生 命の教育  トラさんが生きた!みんなも生きた!

1年生 命の教育

「トラさんが生きた!みんなも生きた!」

 11月26日(木曜日)6校時に、秋田昌子さんを講師にお招きして、「トラさんが生きた!みんなも生きた!」のご講演をいただきました。

 秋田さんの祖母であるトラさんが病に倒れたのは100歳の時。心臓病、認知症、大腿部骨折を起こし、在宅から病院生活を経て自宅で療養するも、103歳で息を引き取りました。 3年間の介護は、秋田さんや秋田さんの子どもを含む家族にとって、「大変」なものでした。その時の様子や正直な気持ちを、たくさんの写真を使って、赤裸々に語っていただきました。

  秋田さんにとって大変な介護、厄介な介護。そんな気持ちと裏腹にトラさんは懸命に生きます。大腿部の骨折は懸命なリハビリで乗り越えます。100歳をこえて、かつて助産師であったトラさんは、産まれたばかりの赤子を抱きます。秋田さんが「できないであろう」と思っていたことをトラさんはやってのけます。前に進むのです。トラさんは、食べやすいようにと秋田さんがやわらく調理したおかずより、秋田さんや秋田さんの子どもと同じ硬いおかずを食べます。秋田さんは、配慮したつもりがトラさんの思いを理解していない自分に気付きます。
 
子どもたちはトラさんの布団にもぐりこみ、トラさんと一緒にお風呂に入り、トラさんとの時間を大切に過ごします。大切な時間を子どもたちの力でつくったのです。

  懸命に生きるトラさんの姿や、トラさんを支える子どもたちの温かさを通して、秋田さんは、ひとりひとりがもっている可能性を、自分の思い込みで狭めて見てしまっていることに気付かされます。その人がもっている本当の思いを理解しようとしていない自分に気付かされます。そして、人は、その人の意思でいつでも前に進むことができることを教わるのです。
 
3年間の介護生活を通して「大変」な思いは、トラさんや子どもたちの温かさを通して「宝物」へと変化していったそうです。

 実際の体験談を聞くことで命の尊さや、人と人とのつながり、生きるとは何かを考えさせてくれる時間となりました。