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特色ある教育活動

平成30年度「本校の特色ある教育活動」

チームで考え抜き、一歩前に踏み出す力で「未来の主役」を育てる五中のリベラルアーツ

清瀬市立清瀬第五中学校

1.基本的な考え方

 リベラルアーツとは奴隷制を有した古代ギリシャやローマで「人を自由にする学問」として生まれた概念とされ、日本では「教養」と訳されることが一般的です。教養は「自分の人生を豊かにするもの」という考え方もありますが、同時に「自分とは専門の異なる他者と協働する時に必要とされる能力」であるという考え方もあります。このような概念への回帰は、昨今の大学教育において一般教養を重視する動きからも明らかですが、その背景の一つとして経済産業省を中心に「社会人基礎力」を大学で積極的に育成しようという動きがありました。この「社会人基礎力」とは「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が平成18年から提唱しているものです。そして中学校教育においては、平成29年3月に次期学習指導要領が公示・告示され、その中で「社会に開かれた教育課程」の実現、「「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善、「カリキュラム・マネジメント」ということが示されました。これらのことを受け、本校では学校として育成したい生徒の資質・能力を「チームで働く力」、「考え抜く力」、「前に踏み出す力」に置き、学校支援地域本部等の協力のもと、保護者や地域と協働した体験的な学習活動を重視し、事前・事後指導に生徒の問題発見・解決型の学習活動を積極的に取り入れ、幅広い視点からの教育を推進します。

2.これまでの経緯と平成30年度に向けて

 平成26年度に、それまで学年ごとに計画されていた体験的な学習活動を、本校の教育目標に基づき、経済産業省「社会人基礎力」に示された3つの資質・能力の育成をねらいとして再編成し、三年間を見通したキャリア教育として体系化しました。平成27年度は日本評価学会の協力により第2学年「大学・大使館訪問」及び「農業体験」について第三者による効果検証を行い、平成28年度はそれらに加え「赤ちゃんのチカラプロジェクト」、「スキー移動教室」について効果検証を行いました。さらに、平成29年度は各取組におけるねらいの重点化、そして本校のキャリア教育全体計画・年間指導計画について検討及び効果検証を行いました。平成30年度は、生徒の「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を育成するための方途として「主体的・対話的で深い学び」を位置付け、その内容や方法を明らかにしながら、体験学習の取組や各教科等における指導の相互の接続を図り、資質・能力の効果的な育成を行います。

3.具体的な内容や方法

(1)「何ができるようになるか」“育成を目指す資質・能力”

 本校の教育目標は「和敬―明るく思いやりのある人―」、「思索―深く静かに考える人―」、「剛健―たくましくがまん強い人―」ですが、これらはいわば“育成を目指す生徒像”です。そこで、平成26年度にそれぞれ「チームで働く力」、「考え抜く力」、「前に踏み出す力」を“育成を目指す資質・能力”として、体験学習の各取組のねらいとしました。平成30年度は、これらと次期学習指導要領に示された三つの柱とを照らし合わせながら、取組のねらいをより明確にしていきます(図1を参照)。

<図1>
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*)経済産業省「社会人基礎力」より (**)平成29年3月告示「学習指導要領」より

(2)「何を学ぶか」“カリキュラム・マネジメント”

 育成を目指す資質・能力ごとに、各学年での取組内容(予定)を図2から図4に示します。

<図2> 第1学年の予定

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<図3> 第2学年の予定

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<図4> 第3学年の予定

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 第1学年では、「農園活動」を中心に環境や食について学ばせます。その際は、事前学習として調べ学習を、事後学習としてICTを活用した交流会形式の発表会を計画します。年度後半には「職場体験」を行い、キャリアについて考えさせます(図2)。第2学年では、第1学年で学んだことをもとに「農業体験」や「上級学校調べ」を行います。その際は、事前学習として外部講師による出前授業等を、事後学習としてICTを活用した交流会形式の発表会を計画します。また、校外学習等により国際理解や日本の伝統文化について学ばせます。さらに「認知症サポーター養成講座」などにより、福祉や人権について考えさせます(図3)。第3学年では、進路についての学習が中心となりますが、第2学年で学んだことをもとに、日本の伝統文化や人権・福祉について学ばせます。平成30年度は、修学旅行に「清瀬市特産品の小売体験」を計画することによって、「農園活動」、「農業体験」の集大成とします(図4)。

(3)「どのように学ぶか」“社会に開かれた教育課程”

 平成30年度に立ち上げ予定の「学校支援地域本部」を活用します。これまで学年ごとに行っていた保護者の参画や地域資源の活用といった企画運営を「学校支援地域本部」で行い、取組の継続性を担保します。生徒の学習内容については、学びの要素を「主体的な学び」、「対話的な学び」、「深い学び」のそれぞれに整理し、体験学習と各教科等における学習との連動を図ります(図5を参照)。

<図5>

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《参考》「新たな学びに関する教員の資質能力向上のためのプロジェクト」(次世代型教育推進センター)

(4)「何が身に付いたか」“効果検証”

 効果検証は、次の方法で行います。

  生徒から

  ・質問紙調査
  ・事後作文、実習日誌(農業体験)、生徒が作成した事後発表会用のプレゼン等のポートフォリオ

  保護者から

  ・質問紙調査 ・実習日誌(保護者記入欄)の内容分析
  ・保護者代表者会等における聞き取りやグループ・フォーカス・インタビュー

  地域から

  ・学校支援地域本部や学校運営連絡協議会等における協議
  ・体験学習受け入れ先からの聞き取り等

 いずれも「第三者評価」で行った手法に基づいて実施します。

4.平成30年度教育課程編成上の工夫

 土曜日に地域の行事や部活動の公式試合、高等学校等の入試や入試説明会、体験入学会などが多く組まれている現状があります。それらも体験学習の一環ととらえ、土曜授業等の実施は最小限とします。また、体験学習の実施に当たっては、事前・事後学習を含めた連続性が重要です。特に農園活動など生命を扱ったり、天候に左右されたりする取組の場合はなおさらです。そこで、2学期の開始日及び終了日を変更します。

(1)土曜授業等の実施

  4月28日(土曜日)学校公開日
  5月26日(土曜日)運動会
  7月 7日(土曜日)学校公開日
 10月15日(土曜日)連合音楽会(関係生徒のみ)
 10月22日(土曜日)修学旅行(3年生のみ)※10月23日(日曜日)分のみ24日(月曜日)を振替休業日とします。
 10月20日(土曜日)学校公開日(清瀬教育の日)

(2)2学期の開始日

 「清瀬市立学校の管理運営に関する規則」第4条に「(1)夏季休業日 7月21日から8月31日まで」とありますが、平成30年度は2学期の始業式を8月31日(金曜日)とします。

(3)2学期の終了日

 「清瀬市立学校の管理運営に関する規則」第4条に「(2)冬季休業日 12月26日から1月6日まで」とありますが、平成30年度は2学期の終業式を12月21日(金曜日)とします。