七小 体力テスト活用授業
「体力テスト活用授業」とは?
七小では毎年、「体力テスト活用授業」を行っています。令和2年度は2月26日に5・6年生で1時間ずつ行いました。この授業は、自分の体力テストの結果をもとに、自分の運動能力にどのような傾向があるのかを知るとともに、どのような種目のスポーツに自分が適しているのかを調べ、種目や運動そのものへの関心を高めて取り組めるようにしていくことを目指しています。授業にはスポーツトレーナーをお招きして、アドバイスをいただきます。
令和2年度の体力テスト活用授業をもとに、その概要を紹介します。
体力テスト活用授業の進め方
まずは体力・運動能力の測定から
東京都統一体力テストの種目は、握力や上体起こしなど8種目。この中で体力テスト活用授業に使うのは、50m走、20mシャトルラン、反復横跳びの記録のほか、身長(主に体格)のデータです。測定したデータは、専用の用紙に記入します。
授業スタート ~まずはマルチスポーツについて~
授業の初めには、マルチスポーツの勧めです。「小・中学校のころのは一つ以上のスポーツをやることで、体のバランスがとれてやっているスポーツが上達する」ということが紹介されました。今、世界で活躍している日本人のテニス選手も、小・中学生のころには卓球などをやっていたというエピソードも紹介されました。
自分の運動能力の傾向は?
あなたは瞬発系? 持久系? さらに敏捷性は?
50m走の記録をもとに、自分が瞬発系か持久系かを見ていきます。さらに反復横跳びの記録をもとに敏捷性も加えていきます。さいごに体格を考慮に入れて、「持久系で敏捷性が高く、体が大きい」「瞬発系で敏捷性は普通で小柄」というように、自分の運動能力の傾向を整理していきます。3つの要素を組み合わせて8つのグループに分けていきます。
どんなスポーツに向いているの?
「持久系で敏捷性が高く、体が大きい人に向いている」とされるスポーツは、水球、ラグビー、テニス、バドミントン。「瞬発系で敏捷性も体格も普通という人に向いているとされたのが、フェンシング、トランポリン、飛び込みなどのスポーツ。このように具体的に種目が紹介されます。もちろん、最終的には自分のやりたいものを選べばよいのですが、「どんなスポーツを始めようか」「どんなことが自分に向いているか」を考える時には一つの材料になります。
これからどのようにスポーツにかかわっていくか
この授業は、体力テストを単に能力の測定だけにとどめずに、スポーツへの関心や実践へとつなげていくねらいがあります。授業中の子供たちは、優れた敏捷性を見せるモーグルの選手の動きに「すごい」と声をあげながら、スポーツへの関心を高めていることがわかりました。この授業が、子供たちのマルチスポーツの契機になったり、運動への関心を一層高めてくれるきっかけになってくれれば幸いです。
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