七小アーカイブ file58 9/21更新
半世紀を経て~校歌の彫られた花瓶~
令和3年9月17日。運動会で使う優勝杯を探していた際、偶然に桐の木箱を見つけました。「花瓶(かびん)」とあり、箱の横には「校歌制定記念」と書かれていました。
桐の箱の中には封書が2通入っていました。中には次のような手紙が入っていました。昭和46年12月の消印です。
(要約)「私は先日、校歌の募集で入選をいただいた松井中の祖父です。長生きしていればこんなこともあるのかと、歌が聞ける日を楽しみにしています。私の住む土地で作られる焼き物に、校歌の歌詞を彫って花瓶を作ってもらおうと思います。気に入ったものができましたら、寄贈(きぞう)させていただきます。
校長室を探すと、確かに校歌の歌詞が彫られた花瓶が見つかりました。寄贈された方の手紙によれば、「(私の生んでいる地方の焼き物は)瀬戸物とは違って、土管やタイル、植木鉢などを主として、花器や茶器もある」と記されているとおり、茶色で重みのある花瓶でした。

桐の箱の中には、地方紙の切り抜きも入っていました。書道家を紹介する記事の切り抜きでしたが、調べてみると花瓶に校歌を彫った書道家の記事であることがわかりました。
校歌制定を記念して贈られた花瓶は、半世紀を経て記念品であるとともに、現役です。今回見つかった箱や切り抜きは、当時七小にかかわっていた方々の思いが伝わる品でもあります。
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