教育長あいさつ 令和6年9月号
今月の「一語」は、私の教え子の母親がプレゼントしてくれた「親としての挑戦」です。
二者面談の場で彼女はしみじみといいました。
赤ちゃんの頃は何をやっても許してもらえます。注目されます。チョット笑っただけでもほめてくれるし、「マンマ…」等言葉を発すれば「すごいね!」と称賛されます。寝返りをうてば、ハイハイをすれば、たっちをすれば…、その都度大人は皆喜んでくれるし笑顔になってくれます。
しかし子供が年齢を重ねるにつれ、認める代わりに叱ったり制限したりすることがだんだん増えていきます。笑顔の代わりに怒りの表情が、認める言葉の代わりに注意の言葉が、注目の代わりに無視が、受容の代わりに命令が増えていくのです。
これに気づくか気づかぬか、もしかしたらこれこそが「親になる」別れ目なのかもしれません。このことに気づいて以来、私は一日一回、必ず子供をほめることにしました。我が子の悪い点ばかり目についちゃうけど、よく見ればたくさん善いことをやっている。良い点も見えてくる。それをどれだけ見つけられるか。認めてあげられるか。
これが私の「親としての挑戦」です。
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