清瀬中学校 音楽祭を振り返って(3年D組)

ページ番号2003816  更新日 2021年11月2日

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 3年の学年だよりに掲載された作文です。

最後の音楽祭

 今回の音楽祭は私たち3年生にとって最後の行事でした。最後の行事だったのでそれぞれ思ったことがあったと思います。

 音楽祭の練習の期間、まず始めたのは歌詞の確認でした。自由曲は歌が長いこともあり全員が歌詞を完璧に覚えられず次に進めませんでした。そんな時クラスで歌詞カードを作ろうということになりました。受験生で忙しいにもかかわらず土日や放課後何人もの人がクラスのために協力をして作ってくれたのがとても印象に残っています。

 練習では、朝練、昼練、夕練と2週間毎日歌いました。練習中注意を聞いてくれなかったりとマイナスな面もたくさんありました。しかしそんな時、実行委員だけではなく周りの人が注意をしてくれたりして実行委員に協力してくれる場面もたくさんありました。それだけではなくデッキやキーボードを運ぶのを手伝ってくれたりとクラスの中で協力しあうことができました。

 初めは歌詞を覚えるのが遅かったり、声が出なかったり、注意を聞いてくれなかったりもしましたが、本番になるにつれ一人一人が良い合唱を作ろうと協力し助け合うことができました。その全員の協力や互いを信じ声を出し歌うことができたおかげで、3Dは最優秀賞を取ることができました。中学最後の行事で最高の思い出が作れてよかったです。3年D組の全員に感謝です。ありがとうございました。

つなぐ

 私には、この音楽祭を迎えるにあたって、目標としていたことがありました。それはスローガンにもあるように、「伝統をつなぐ」ということです。スローガン決めの話し合いの時、音楽記号のタイには、つなぐという意味があるので、それをうまくスローガンに入れることはできないか、という私の意見に班のメンバーが様々なアイデアを付け加えてくれ、それがクラス全体の意見となり、音楽祭のスローガンとなりました。だから、今回の音楽祭のスローガンにかける私の想いは人一倍強く、絶対に清瀬中学校の伝統を私たちがつなぐ、という気持ちで音楽祭に臨みました。

 音楽祭当日、広いホールに入ると途端に緊張感と不安感に襲われました。こんなに大きなホールで歌声を響かせることができるのだろうか、伝統をつなぐことができるのだろうかと何度も思いました。前のクラスの合唱の余韻を感じる間も無く、私達の番がやってきました。ステージに上がると胸が高鳴り、足ががくがくと震えました。しかし、喉が枯れそうになるまで練習した日々を思い出し、皆がついていると思うと緊張が和らぎ、今までで一番良い声を出すことができました。合唱が終わったあと、しばらく響いていた3年D組全員の声にとても感動したと同時に、私たちの合唱に乗せた「伝統をつなぐ」という想いが確かに聴いている人に届いた気がして、胸がいっぱいになりました。

 クラスの中の一つの小さな班で出した意見が、こんなにも素晴らしいスローガンとなり、清瀬中学校の生徒全員がこのスローガンに向かい、ひたむきに努力している姿に感銘を受けました。

 私たちが中学校生活最後の音楽祭で得ることのできた達成感や満足感を忘れず、ゴールがあると信じ、受験という壁も乗り越えていきたいです。また、3年生がつないだ伝統がこの先もずっとつながれていってほしいと思います。

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