七小アーカイブ　file18　6/16更新

町の様子に目を向けると

昭和48年10月30日に撮影された航空写真が見付かりました。この写真は保存状態が悪く、今回アーカイブ・ファイルに加えるために大掛かりな修正がしてあります。半世紀前の清瀬市の南側の様子がわかる資料です。

この写真の七小付近を拡大してみました。校庭に人文字を作っています。体育館はありますが、家庭科室や図書室がある東側の校舎は、まだありません。

見つかった航空写真は、七小の航空写真（写真下）と地域の様子の2枚がセットになったものでした。これには、アーカイブfile10に出てくる築山（七小ランド）が、校庭の西の端に写っています。「昭和47年6月23日に築山の西側斜面に芝生を植えた」という記録にあるとおり、築山の西側（写真では左側）だけが白っぽく、芝が植えられているように見えます。

七小の南側を拡大してみました。一面に黒い屋根が写っています。郷土博物館が編集した写真集には、この場所を別の角度から撮影した写真が収められています。この写真には「昭和37年に建てられた都営住宅で平成3年から建て替えられています」という説明が付けられています。黒い屋根の建物は木造の平屋（一階建て）で、ほぼ同じ形をした家がたくさん並んでいたために、自分の家と間違えてほかの人の家に入ってしまったという話も、当時を知る方から伺いました。（引用：写真集「清瀬のあゆみ」　清瀬市郷土博物館編）

さらに、別の場所を拡大してみると、箱型の住宅が並んでいます。市史編さん室が編集した資料には、「竹丘住宅」という説明と、建物を横から撮影した写真が収められています。鉄筋コンクリート2階建ての住宅でした。七小の南側は、当時と今とで大きな違いがあります。（参考：市史研究　第6号「きよせ」）