七小アーカイブ file53-2

ページ番号2003536  更新日 2022年1月13日

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50年前の痕跡(こんせき)をさがせ

普段何気なく見ているものの中にある、開校当時の痕跡をここでは紹介します。学校内のあちこちに見付かりますが、言われてみないとわからないものばかりでしょう。七小の50年前を今感じ取ることができるものばかりです。

Ans.1 各階にある鉄板でふさがれたもの

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正解は「ダストシュート」です。

高い建物に付けられていた「ごみ捨てのための装置」です。それぞれの階に付けられていて、ごみがでるとレバーを引いて口を開けて中に捨てます。捨てられたごみは1階まで落とされて集められます。

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職員室前の鉄板を外してみると、中は昔のままでした。奥にはごみをためるスペースがそのまま残されていました。50年前、1階で出たごみはこの場所に捨てられていたのでしょう。

Ans.2 各教室にあり鉄板でふさがれたもの

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正解は「教室内の煙を外に出すための穴」です。

下の写真を見てください。教室の前に大きなストーブが置かれていて、ここから出た煙を鉄の筒で集めています。煙が教室内に残らないように外へ出すための穴がどうしても必要でした。これが上の鉄板でふさがれた穴です。

下の鉄板でふさがれているのは、空気の取り入れ口。下から入った空気が煙を外に追い出しました。すべての学級にストーブがあったため、全部の教室にこの穴があけられていましたが、ヒーターに暖房が取り換えられたため役目を終えて、現在では鉄板でふさがれています。

 

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ストーブをよく見ると、上にたらいが乗っています。室内の湿度を保つためにお湯を沸かしていました。当時を知る方のお話では、ここで給食の牛乳を温めたとか。ちなみに、七小はストーブに灯油を使っていたようですが、50年前の小学校では都内でもコークス(石炭の仲間)を焚いていたところが残っていました。

Ans.3 じゃ口のなぞ

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じゃ口の後ろにあるボルト。

これは「もともとはここにじゃ口がついていた跡」です。

開校当時、学校に来る水は下の写真の「1」にある大きな貯水槽にためられ、次に「2」に写っている屋上の水槽にくみ上げられて蛇口へ送られていました。こうなると、水をしばらくためておかなければならず、いつも「新鮮な水」を使うことができません。そこで20年ほど前に水道から出る水は水道管から直接引いてくる「直結方式」に切り替えられました。水道管から直接パイプを使って水を引いてくるため、水が送られてくるルートが変わります。そこで、別のじゃ口が取り付けられ、もともとじゃ口があった場所はふさいだ。これがボルトの正体です。

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Quiz.4 何に使ったものでしょうか?

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これは「煙突(えんとつ)」です。

教室のストーブから出た煙は、鉄の筒を通って煙突に送られます。煙突の先は屋上にあって、ここから煙を外に逃がしていました。下の写真左は屋上で行った開校記念式典の様子で、子供たちの後ろに煙突が写っています。写真下右は屋上での記念写真の一部ですが、これには煙突がほぼ完全な形で写っています。校舎を横から見ても煙突がはっきり確認できます。現在では使われなくなってふたがされていますが、当時は教室を温める大切な役目をもっていました。

自分たちの教室にあるタイル張りのものは、「柱ではなく煙突です」。


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