四中【令和6年1月24日】3年 国語の授業
3年国語
3年生の国語の授業では、「物名(もののな)」「折句(おりく)」「沓冠(くつかむり)」について学習していました。短歌や俳句の中に何が隠されているのか見つけられると、「あ~」「ほんとだ~」という声が響いていました。
生徒も実際に「折句」や「沓冠」を作り、Chromebookで共有しました。生徒の作った作品の中から一作品(3年A組の生徒作品)。
あの日は本当に申し訳ありませんでした。
なんか疲れていたみたいで、
たいへんご迷惑をおかけしました。
のみすぎたからかもしれません。
うちはお酒に弱いわけではないんですが…
しんじられない話ですが
ろじうらに、見えた気がしたんですよ。
解説
「物名(もののな)」(隠し題)
短歌や俳句に、ある事物の名称を意味に関係ないく詠み込むものです。下記は十二支全部を一首に詠み込んだ歌です。ひらがなにすると分かりやすくなりますね。
「尋ねとひ辻に往ぬる道は悟り得とも 生まれ居る世を悟らざる憂し」
(たづねとひ つじにいぬるみちは さとりうとも うまれゐるよを さとらざるうし)
「折句(おりく)」
短歌・俳句・川柳などの各句の初めの一文字を縦に読むと、地名や物の名前になるものです。短歌や俳句ではないですが、新聞テレビ欄のラテ欄も縦読みすると意味になっている時があります。
「唐衣着つつなれにしつましあれば はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」
からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ
「沓冠(くつかむり又はくつかんむり)」
「折句」は最初の1文字だけでしたが、「沓冠」は最初の1文字と最後の1文字にも意味を持たせたものです。
「夜も涼し 寝覚めの仮庵 手枕も 真袖の秋に 隔てなき風」
よもすずし
ねざめのかりほ
たまくらも
まそでのあきに
へだてなきかぜ
一人で寝る夜は寒くて寂しいという歌ですが、最初と終わりの1文字づつ読むと「よねたまへ ぜにもほし」となり、「米がほしい 銭もほしい」という意味が隠されています。
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