教育長あいさつ　令和5年10月号

今月の「一語一会」は「子供はいくつもの顔を持っている」です。

 

 

これは私が初任のころ、学年主任から言われた言葉。

「授業中の顔」

「友達といる時の顔」

「部活動での先輩や後輩に対する顔」

「地域で活躍している時の顔」

「家庭で親と接している時の顔」

「いじめを働く時の顔」

「またいじめられた時の顔」…。

どのようなときにどのような「顔」を見せるのか、個々の子供が持ついくつもの「顔」をいかに知り、いかにその背景をとらえようとするかが「児童理解・生徒理解」の第一歩なのだ。

どんなに優れた教師であっても、一人では「いくつもの顔」を知ることはできるはずがない。だからチームなんだ。子供たちと触れ合う時間を失うな、職員室内で子供の話をたくさんしろ、家庭とのコミュニケーションを欠かすな、地域とのネットワークを大事にしろ。