教育長あいさつ 令和7年10月号

今月の一語は「ありがとう」です。
余りに一般的なこの5文字。たかが5文字ですが、とてつもなく大きな力を持っている5文字なのです。
教壇に立っていたころ、私は保護者会のたびに、「皆さんは今週、お子さんに何回ありがとうといいましたか?」と聞いていました。
なぜなら、しかしこの5文字の積み重ねが子供の自己肯定感、安心感を高められるし、相手を思いやる心や尊重する態度もはぐくめるからです。温かな親子関係も、家族の一員という所属感も、また家族愛も体感させることができるからです。
親子の関係になるとどうしてもこの「感謝の言葉」が言い出しにくくなってしまったり、それ以上に文句の言葉が多くなってしまったりします。しかし如何なる親子であっても、一日の内必ず一回は「ありがとう」を伝え合える場面があるはず。それを意識できるか、探すことができるか、もしもその場面がなかった日は、それを創り出すことができるか…。
あるお母さんの一言です。「私が『ありがとう』を言い続けていたら、いつの間にか子供だけでなく、家族全員が『ありがとう』を口にできるようになりました」。
「ありがとう」の5文字こそ、お金をかけることなく子供たちの、家族の、いや社会全体のウエル・ビーングを高めることができる魔法の道具なのです。
「私は今日一日、『ありがとう』の5文字を何度伝えただろう?」 ちょっとだけ振り返る習慣をつくりませんか?

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